初夏。卵のような形をしていて、オレンジ色の果肉の中には大きな種がある実といえば……
正解はビワです。では、ビワの花を見たことがありますか。
ビワは、11月から地域によっては2月頃までが開花期。今、まさにビワの花が咲いているというわけです。
ビワの花は、さほど大きくない白色の小さめな花が密集して咲きますので、地味だと思われても仕方ないかもしれませが、バラ科に属します。原産は中国南部。日本には古代に入ってきたようで、地域によっては自生しているところもあります。
さて、ビワは接木や挿し木だけでなく、実生(種から)で増やすことができます。「ビワを食べた後、種を庭に撒いたら、芽が出ていつのまにか実がなるようになった」というのは、九州ではよく耳にする話。我が家でも兄が食べた後の種を庭の隅に埋めたところ、それから7、8年経った頃に実がなるまで成長していました。
そういえば、実がなるまでの期間を「桃栗三年柿八年、ビワは九年でなりさがる」(地域によって表現が違うそうです)ということわざを聞いたことがあります。
ちょっと気の長い話ですが、子どもたちとビワを食べから育ててみようかなと思います。
- ビワの花言葉:「温和」「治癒」「あなたに打ち明ける」「内気」「ひそかな告白」「静かな思い」
エバーグリーン編集部オススメサイト
- ビワを育ててみたいと思ったら
- タネから育てる方法が、少し詳しく掲載されています
枇杷(ビワ)の育て方!剪定や種まき、苗木の植え付け時期と方法は?(HORTI)
(エバーグリーン編集部 愛垣)
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