もらったシンビジウムを、翌年も美しく咲かせるには!

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花屋さんの店先を華やかに飾る洋蘭。

なかでも、白やピンク、黄色、薄茶など多くの花色があるシンビジウムは、プレゼントなどの用途にもよく使われていますね。

せっかくプレゼントしていただいたら、そのシーズンだけでなく、次の年もまた咲かせたいもの。どんなことに気を付けたら、翌年もきれいな花を咲かせられるのでしょう。

シンビジウムの花

シンビジウムの花

シンビジウムの花は、そのままにしておいて2カ月ほどは咲き続けます。もし、翌年も花を咲かせたいと考えるなら、株を弱らせないために、1カ月ほど楽しんだ後は、切り花として楽しむのがおすすめです。

我が家でも、いただいたシンビジウムを育て、毎年花を楽しんでいます。ちなみに、私が住んでいる九州(熊本平野部)の気候はというと、夏は暑く、冬は意外と寒いです。雪は少ないですが、朝方はたびたび氷点下になり水道管が凍結することも珍しくありません。

そのような気候でも、次のようなことに気を付けるだけで、毎年、少し小ぶりですが、たくさんの花を咲かせ、楽しませてくれます。

シンビジウム

シンビジウム

【冬】

  • 霜に当たらないようにするため、遅くとも11月頃には、戸外から家の中に移し、寒風が当たらない、ガラス越しの日差しが当たる場所に置きます。週に1回程度、暖かい日の昼前に。水やりをしています。
  • 2年に1度は、花芽が動き始める前に株分け・植え替えをします。

【春から秋】

  • 霜の心配がなくなった頃に、風が当たらない日当たりの良い屋外に出します。
  • 初夏には、半日蔭の場所に移動させ、晴れの日が続いたら、たっぷり水をやります。
  • 花芽に栄養が行くように、葉芽は芽かきをして芽数を制限します。
シンビジウムの葉と蕾

シンビジウムの葉と蕾

シンビジウム(ラン科シンビジウム属)の原種は、東南アジアから日本にかけて自生しており、それらを交配し様々な園芸品種が作られています。なかには、耐寒性があり最低温度が5度くらいでも耐えられるものもあるようです。

シンビジウムをいただいた年だけでなく、翌年も、その翌年も、長く、花を楽しみたいものです。みなさんもぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

  • シンビジウムの花言葉:「飾らない心」「素朴」「高貴な美人」「華やかな恋」

 

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(エバーグリーン編集部 愛垣)

 


シンビジウムの花