秋からの寄せ植えに。ハツユキカズラを白くする3つのポイント

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植込みなどで見かけることが多いハツユキカズラ。枝を地面に這わせながら広がっていき、10~30センチほどの高さにしかならないため、寄せ植えの足元に植えたりハンギングにして枝を垂らしたりして使われることもあります。

 

色合いが美しいハツユキカズラ

ハツユキカズラの魅力は、なんといってもその色合い。その名の通り、雪のない季節にも、まるで緑の葉の上に雪が積もったかのような白い色をしています。ほんのり赤みがかっているのも魅力的。その姿に惹かれて苗を購入したことのある方も多いことでしょう。

ハツユキカズラ

ところが、購入後に植え替えてしばらくすると、白い葉がなくなり全体が濃い緑一色になることがあります。「こんなはずではなかった」とがっかりされる方も少なくないようです。

その原因のひとつが、新芽が伸びきってしまったということ。ハツユキカズラの新芽は、最初は赤みがかったピンク、そしてだんだん色が薄くなって真っ白に。そして最後に、緑になります。地面や一回り大きな鉢に植えると、どんどん根っこが張り、新芽があまり出なくなるからです。

 

美しいグラデーションのための3つのポイント

では、どうしたら、買った直後のような白と緑の美しいグラデーションがふたたび現れるのでしょう。ポイントは、3つあります。

ひとつめは、切り戻し。白い色を取り戻すためには、伸びた枝先を切り戻す、剪定を行います。ハツユキカズラは成長が遅いので、秋から冬にかけては、たびたびおこなう必要はありませんが、植え替え直後に伸びてきたら一度剪定しておくとよいですね。

二つめは、日当たり。夏場は、葉が焼けてしまうので直射日光は避けますが、これから冬にかけては、なるべく日当たりのよい場所に置きます。

三つめは、水やり。ハツユキカズラは、湿気のある土を好みます。こまめに水やりをして、土が乾かないように気をつけてください。水が足りないと、色が出ないどころか葉っぱが全部落ちてしまいますよ。

切り戻しと日当たりと水やり。この三つを気をつけていれば、新しい元気な芽が出てきて、ふたたびピンクから白、そして緑へのきれいなグラデーションが見られるようになります。

ハツユキカズラ

これから、冬の寄せ植えやガーデンのグランドカバーにもぴったりのハツユキカズラ。一株あれば、挿し芽で増やすこともできます。雪の季節を迎える前に、冬の庭づくりや寄せ植えづくりに活用してみてはいかがですか?

 

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(エバーグリーン編集部 まえだ)