ビオラ、パンジーも、野菜と同じように地産地消が良いのはなぜ?

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こんにちは。高橋植物園の高橋さやかです。先日、子ども花教室を紹介していただいたご縁で、このエバーグリーンポストに記事を書かせていただくことになりました。私が働く高橋植物園には、生産部と売店部(鉢物と切り花)があるので、花屋の視点で読者の皆さまに役に立つ情報をお伝えしていけたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。

 

大きく育ってからお花をつけるのが大事

さて、10月も半ばになるというのに、今年はまだまだお天気が安定しませんね。例年なら、そろそろ植えどきを迎えるパンジーやビオラ。でも、ちょっと待って!それにはまだ少し暑すぎるようです。

農場では、すでにパンジー、ビオラに小さなお花が咲き始めています。

農場では、すでにパンジー、ビオラに小さなお花が咲き始めています。

かわいそうだと思うのですが、心を鬼にしてお花を摘みとっています。苗がまだ小さいうちに、今からお花を咲かせてしまうと冬を乗り越える力が苗に身に付かないからです。私たちが責任を持って株を育て、十分な大きさになったら売店に出します。それまで待っていてくださいね。

当店の農場で株をしっかり育てたパンジー、ビオラは、消費者の皆さんのもとで翌年6月くらいまで花を咲かせることができますよ。

 

近い環境の苗を手に入れる

そしてもうひとつ、苗を購入されるときは、できればご自分のお住まいの近くで育てられた苗がお勧めです。人間でも、引越しなどして環境が大きく変わると、風邪をひいたり、体調を崩したり、慣れるまで苦労しますよね。苗も同じなんです!似たような環境で育ってきた苗は、植え付けた後も順調に成長、長く花を咲かせてくれるのです。

 

皆さんも、ぜひ、お近くで作られた苗を探してみてくださいね。

 

 

(高橋植物園 高橋さやか)