美しいクズの花がお茶になるって知ってた!?
なんでもお茶にしてみたくなる私ですが、今回はクズの花を使ってお茶を作ってみました。
花は8月末ぐらいから開花。万葉集にも多くの句があります。そこで一句『葛の花 葉も根もうまい もんらしい』お粗末さまでした。
お茶になる野草を身近なところで発見
近々、民間生薬検定試験があるということで、検定に向けて勉強中の筆者。生薬のひとつにクズがあることを知り、「えっ、あのクズが生薬なんだ」とうなずきつつ、生薬になる部分は根で、風邪薬としても知られるカッコントウ(葛根湯)にも使われていることを知り、とあれこれ検索していると葛花茶なんてものを発見。「お腹の脂肪が気になる方におススメ」とのこと、思わずポチッとしてみたかったのですが、ややお財布に厳しい値段。となれば、秋、あちらこちらで目にするクズの花を採取して「自分で作るしかない!」とということになった次第です。
まずはクズの花を集めました。道路脇あるいは野原などでクズは自生しまくりで、今やその驚異的な繁殖力で、やっかいな雑草ともいわれているようです。クズの花を集め、花だけにしてから筆者はフードドライヤーを使い乾燥(サイトによっては生のままでもOKだそう)。クズの花はとてもいい香りがします。この香り、匂い袋やポプリでも使えそうなほど甘くかぐわしい香りです。
でも味はやはり薄かった。カンキツを入れるとピンク色になります。
飲んでみた
とりあえず、色はキレイ。味ですが……、先日紹介させていただきましたバタフライビー(マメ科)同様あまり味はしません。ちなみに、葉を乾燥させ軽く焙じてお茶にしたもののほうが野性味たっぷりでお茶らしさ感じました。そのため、筆者的には花と葉とブレンドして飲むほうがおいしいのではと思いました。
湯を注いで飲んでみました。香ばしくてそれなりにおいしいかも。
あと、クズの花にウォッカを注いで10~11か月でチンキ(※)に。10倍に薄めるとスキンローションになるとか。
※チンキとは濃度の高いアルコールでエキスを抽出したもの。
クズの新芽はおいしいらしい
筆者はまだ食していませんが、このクズの新芽はクセもなくおいしいそうです。春に試してみたいと思います(お庭レシピが、雑草レシピ、サバイバルレシピ化していると言われそうですが…)。もちろん、クズの根はくず粉の原料として知られています。風邪の引き初めなどに、トロリとしたくず粉はカラダを温める効果もあるのでぜひ試してみてくださいね。
(調理・記事・写真/グリーンアドバイザー・園芸文化協会会 会員 ふじえりこ)