花言葉は移り気。土の性質で変わるアジサイの色

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こんにちは。エバーグリーン編集部のたなかです。

関東甲信越地方もいよいよ梅雨入り。例年より3日ほど早いそうです。梅雨といって真っ先に思い浮かぶのは、アジサイの花。6月を代表する花ですね。さまざまな色や形のアジサイが、あちらこちらで咲き始めています。

アジサイ

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アジサイの花の色は変わる?

さて、今から10年ほど前のお話ですが、花屋さんできれいなピンク色のアジサイの鉢植えを買ったことがあります。花が咲き終わったタイミングで、猫の額ほどの小さな花壇に、植え替えたんです。

そして翌年……、咲いたアジサイの花は、なんとブルーでした。あれ?と思って、写真を確認したところ、間違いなくピンクです。「見事なアジサイですね」と声をかけてくれた近所のおじいちゃまに、「去年はピンクだったんですよ」とお話しすると、「きっとここの土は酸性なんだね」と教えてくれました。

アジサイ

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花の色を決める色素

アジサイの花(花びらに見える部分は本当はガクです)の色を決めるのは、植物界に広く存在するアントシアニンという色素なのだそうです。そのアントシアニンと土の中にあるアルミニウムが結合することで、青い花になるのです。アルミニウムは酸性土壌で溶ける性質ですから、我が家の花壇が酸性だったということでしょうね。

それからというもの、青いアジサイを見ると「ここの土は酸性」、ピンクのアジサイを見ると「ここはアルカリ性」など、一人思っています。ちなみに最近よく見かけるようになった白いアジサイは、このアントシニアンを持っていないので、色が土に左右されることはありません。

アントシアニンがアジサイの色に影響するなんて...

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それにしても、雨に打たれたアジサイの美しさ。いつ見ても心が洗われます。

 

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