むかご!
庭先でも大収穫。今回は、それを利用してむかごご飯を作ってみることにしました。
むかごってなに?
まずはじめに、「むかご」という植物はありません。
一般的には、ヤマイモ、ヤマノイモの蔓にできる1cmくらいの丸い球芽のことです。
見た目は小さくて黒い豆のような形をしています。農産物販売所などでは袋詰めされて販売されていることもあります。ちなみに、むかごは地に落ちる芽が出て、蔓が伸び、地下茎が育っていきます。タネのようなものだと思ってください。
むかごはヤマイモだけでなくほかの植物にもできる
むかごはヤマイモやヤマトイモだけでなく、オニユリと呼ばれるユリなどにもできます。ちなみに、このオニユリの根がおせちで食べるユリネになります(ユリネはどのユリにもありますが、食用として用いられ栽培されているもので多いのはオニユリだそうです。そのため、ユリネは植えておくとちゃんとユリの花が咲きますよ!)。
ほかにもむかごを付ける植物はあります。たとえば、グリーンカーテンで知られるツルムラサキ科のアカザカズラ(オカワカメ・雲南百薬)にもむかごができます。また、ヤマイモ科のニガカシュウのむかごはその名の通り強い苦みがあり、薬として利用されるのだそうです。
わがやのむかご
ちなみに、筆者宅でなぜむかごが収穫できたのかというと、ヤマイモやヤマトイモが安いときに買い込んでしまい、使いきれずに庭先に埋めてしまったことがキッカケです。掘り出すこともなく放置しているので毎年ツルが伸び、むかごをつけます。面倒なのでさらに放置。気が付くとむかごが大量に生っていたという感じです。
むかごご飯を食べるのだ!
ネットを検索するとむかご、美味しそうです。そこで、いちばん簡単に食べられる方法を模索。筆者が作ったのは、炊飯器に残りごはんとむかご皮つき(生)を入れて再加熱という、とにかく超簡単な方法。できあがりにパラリと塩をかけ完成! そのお味は、滋養高まる味でございました。
むかご、ぜひ食べてみて!
庭先、ベランダなどにヤマイモを植えっぱなしにしてむかご収穫! アカザカズラはみどりのカーテンにもオススメです。お試しください。
(グリーンアドバイザー・健康管理士一般指導員 ふじえりこ)