[ユリノキ]季節を問わず存在感のある樹木 ユリノキ|モクレン科ユリノキ属|エバーグリーン

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今回は、一年中存在感を示している「ユリノキ」を紹介します。

モクレン科ユリノキ属の落葉高木で明治初期に日本に入ってきたといわれ、公園などでよく見られます。American tulip treeの名のとおり北米が原産です。

若葉(4月上旬)

若葉(4月上旬)

1枚目の写真、右後側の樹の1.5ヶ月後(5月中旬)

1枚目の写真、右後側の樹の1.5ヶ月後(5月中旬)

今年の若葉と昨年の実が混在(4月上旬)

今年の若葉と昨年の実が混在(4月上旬)

花(5月中旬)

花(5月中旬)

花(5月中旬)

 

花期は5~6月ですが、甘い香りに誘われて蜜蜂などが飛び交いますので花が咲いているかどうかの判断がつきます。この「ユリノキ」は良質のハチミツがとれることで知られています。

黄葉(10月下旬)

黄葉(10月下旬)

実(10月下旬)

実(10月下旬)

実(10月下旬)

 

葉っぱが落ちた後も、冬を越して残る実が一部見られます。

淡い若葉の成長~甘い香りのチューリップに似た大きな花~実といった具合にいろいろな姿を見せてくれます。特に実はローソクの炎の形をした緑色の集合果から最後の写真のように茶色のへら状の一個一個の実が開き、晩秋から冬にかけて落下します。

香りはもちろん、厚手の葉っぱや樹肌の感触など五感に刺激を与えてくれる私の好きな樹木の一つです。

写真は、すべて山梨市内のフルーツパークで撮ったものです。公園内に10本以上あることは確認していますが、今年は例年よりも黄葉が遅い感じですので11月中旬頃までは楽しめそうです。

 

山梨市森林セラピー推進協議会 森林セラピスト / 四十物治夫(あいものはるお))


 

実(10月下旬)