春植えのジャガイモの収穫時期はまだ少し先ですが、大量に収穫できたり、購入したジャガイモから芽が出てきて早く消費しないと……というときにオススメしたい料理が今回ご紹介する「ジャガイモモチ」。作り方が簡単ですので、お子さまと一緒に作られてもいいのではないでしょうか。
ジャガイモモチのレシピ
おうちにあるジャガイモから芽が出てきそうになっている場合は、厚めに皮をむきましょう。収穫したてならよく洗い、皮のまま茹でます。
茹で方は、水に入れ沸騰したらそのまま火を弱めジャガイモが柔らかくなるまで茹でます。ジャガイモが柔らかくなったら水を切り、皮つきの場合は皮をむきます。熱いままボールに入れてつぶします。ある程度つぶれたら、カタクリコを適量入れ粘りがでるまで手でこねるようにつぶしてなめらかにします。
あとはまるめればOK。大量に作った場合はビニール袋などに入れて冷凍保存。食べる際に軽くあぶって好みのものを添えて召し上がれ!
芽が出たジャガイモは……
残ってしまった芽が出たジャガイモは、半分に切り土袋などでジャガイモ栽培してみましょう。ただし食用のジャガイモには成長しないよう処理されているものもあります。そのため、袋栽培などで失敗なくジャガイモを育てたい方は、タネイモかジャガイモの苗を利用することをおすすめします。筆者は古土などを使って袋栽培しておりますが、大きく育てたいならジャガイモの土がベストです。
ジャガイモの毒について
ジャガイモには毒があります。毒はジャガイモの芽や緑色(浅く植えられていたもの)などにあります。この毒は天然毒素のひとつで、ソラニンやチャコニン(カコニン)と呼ばれています。この毒は加熱することで分解されるという説もありますが、農林水産省のサイトによると加熱しても分解されないとのこと。そのため、芽が出たジャガイモは皮は厚くむき、芽の部分はしっかりと取り除くようにしましょう。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/naturaltoxin/potato.html
(グリーンアドバイザー ふじえりこ)