今回ご紹介するのは和の代表的なハーブ「ドクダミ」です。
庭や畑の半日陰を好んで生える多年草です。地下茎でどんどん増えていくので厄介者扱いされることもあると思いますが、10種の薬効があることから「十薬(じゅうやく)」とも呼ばれ、日本薬局方にも収載されるれっきとした薬草です。
ドクダミの効能としては、血管の強化、高血圧や動脈硬化の予防、血行改善で肩こり解消など多岐にわたるとされています。
採取には白く可愛い花が咲いている時期が適しており、もっとも薬効が豊富な時期といわれています。
水気を切って日陰干しします。生の葉や茎は独特の匂いがありますが、熱を加えたり乾燥させると弱くなります。ドクダミ茶は解毒作用があり、便秘やむくみ解消に役立ちます。お茶には日陰干ししたドライハーブを使います。
お風呂に入れると、肌荒や冷え性に効果的です。
ドクダミの効能のなかでも、老廃物や毒素を体外に排出するデトックス作用はとても魅力的です。手軽にできるドクダミ茶は、毎日飲みたい健康茶です。
(メディカルハーブコーディネーター Tot)