植物図鑑
クマシデ
シデ属
クマシデ
学名:
Carpinus japonica var. japonica
〔基本情報〕
山地でみられる高さ10~15mの落葉高木。
若い枝ははじめ長い毛がはえます。
葉は互生する単葉で、長さ6~11cm、幅2.5~4.5cmの卵形~卵状楕円形です。
側脈は20~24対あります。
葉の縁には重鋸歯があります。
花には雄花と雌花があり、ともに尾状花序につき、葉の展開とともに開きます。
雄花序は前年の枝の葉腋から下垂し、黄褐色です。
雌花序は新枝の先から下垂し、緑色です。
果実は堅果で苞に包まれます。
苞は長さ1~2cmの卵形で、鋭く粗い鋸歯があります。
果穂は長楕円状円柱形で、下垂します。
果穂には長さ2~5cmの柄があります。
〔利用〕
材を家具、器具材、薪炭材などに利用します。
〔栽培〕
増殖は実生、挿木、取木によります。
日当たりと水はけ、水もちのよい土壌を好みます。
鉢植えは、真夏は土が乾きすぎないように半日陰に移します。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施します。
病虫害は特にありません。
名前
クマシデ(熊四手)、カタシデ(堅四手)
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
11月、12月、2月、3月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州、四国、九州:大隅半島まで)
形状
直立
草丈・樹高
10000〜15000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
重鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
尾状花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
盆栽、公園・庭園
ハーディネスゾーン
6a〜9a
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
54218
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