EVERGREEN - エバーグリーン

植物図鑑

ムクノキ

ムクノキ属 ムクノキ
学名: Aphananthe aspera

〔基本情報〕渓谷沿いの肥沃な土壌の斜面などでみられる高さ20~25m、径1mにもなる落葉高木。
若い木の樹皮は灰褐色でなめらかですが、のちに灰色と褐色の縦縞となり、老木では細かく鱗状にはがれます。
老木の根元は板根が発達することもあります。
葉は2列互生する単葉で、卵状楕円形、葉の基部を除いて規則的な鋸歯があります。
葉の基部から3本の脈が出ます。
葉は両面とも剛毛がはえ、ざらつきます。
葉は秋に黄葉します。
花には雄花と雌花があり、雄花は若い枝の基部に集散花序をなし、径5mmほどで5個の萼片と5個の雄しべがあります。
雌花は若い枝の上部の葉腋に1~2個つきます。
果実は球形の核果で黒紫色に熟します。
果実は甘く、食べられます。
実を野鳥が好みます。

〔利用〕材は強靭で建築、器具材にされます。
葉は象牙やべっ甲、木地などの研磨用に用いられます。
花や根皮は薬用とします。

〔栽培〕増殖は実生によります。
種子は乾燥すると発芽率が極端に落ちるので、熟した果実を採り、果肉をよく水で洗い流し、とりまきにします。
日向で、湿潤な環境を好みますが、土質を選ばずによく育ちます。
大木になるので、広いスペースが必要です。
地植えの場合、根づいてしまえば水やりは特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

名前
ムクノキ(椋木)、ムク(椋)、ムクエノキ(椋榎)、scabrous aphananthe、muku tree
生活型
高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月、11月、12月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:関東地方以南、四国、九州、琉球)、済州島、台湾、中国、インドシナ
形状
直立
草丈・樹高
20000〜25000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
紫、その他
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
日照条件
日向
水分の必要性
必要
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
盆栽、生垣、公園・庭園、街路樹
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用、その他クラフト
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
50029
検索サイトの検索キー
コメント

「 ムクノキ 」の投稿写真