植物図鑑
フユイチゴ
キイチゴ属
フユイチゴ
学名:
Rubus buergeri
〔基本情報〕
低山の林縁や林内でみられる常緑低木。
茎はつる状に伸びて、地を這い、密に軟毛がはえます。
茎にはわずかに扁平な刺が出ることもあります。
葉は長さ・幅とも5~10cmの円形となり、しばしば浅く3-5裂し、縁には細かい鋸歯があります。
鋸歯の先は芒状になります。
葉の表面の脈上には短い軟毛がはえ、裏面は開出する毛が密にはえます。
葉柄には密に軟毛がはえます。
托葉は羽状に裂けます。
葉腋に出る円錐花序に径1~1.3cmで白色の5弁花が数個つきます。
萼は外側と縁に長い毛がはえ、内側に軟毛がはえます。
花柄にも短い軟毛がはえます。
果実は球形の集合果で赤色に熟し、食べられます。
〔利用〕
果実は食べられます。
〔栽培〕
増殖は挿木によります。
日向~半日陰で、水はけ・水もちのよい肥沃な土壌を好みます。
冬の寒風が当たらない場所が適します。
栽培は容易です。
水やりは降雨にまかせます。
施肥は寒肥として有機質の肥料を施すと着果が安定します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
冬に実がなることが名の由来です。
名前
フユイチゴ(冬苺)、カンイチゴ(寒苺)
生活型
低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
8月、9月、10月
実のなる季節
11月、12月、1月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州~琉球:吐噶喇列島悪石島まで)、朝鮮南部、中国、台湾
形状
匍匐
草丈・樹高
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
円錐花序
花弁の数
5
花の色
白
花径
10〜13
花序の長さ
実の色
赤
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性
用途適性
グラウンドカバー、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
実
毒性
有用
食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
49267
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