植物図鑑
スモモ
スモモ属
スモモ
学名:
Prunus salicina
〔基本情報〕
高さ9~12mになる落葉小高木。
枝は紫色を帯びます。
葉は互生する単葉で、長さ6~8cm、幅3~5cmの長楕円形で、葉の縁には細かい重鋸歯があります。
葉柄は1~2cmで、葉の基部に1~2対の腺があります。
葉の展開よりもやや早く開花します。
葉腋に散形または散房花序を出し、白または淡いピンク色で径1.5~2.2cmの5弁花を1~3個ずつ咲かせます。
果実は径3.5~5cmほどで紫赤色または黄色に熟し、果肉も同じ色になります。
〔利用〕
果実を食用にするほか、種子は薬用となります。
〔栽培〕
増殖は実生、接木、挿木によります。
日当たりと水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎりは降雨にまかせます。
施肥は2月の寒肥、花後のお礼肥、秋の年3回有機質の肥料を施します。
果実がついたら4~5月に摘果します。
剪定は冬に行ない、葉芽だけをつけた長い枝を間引きます。
病虫害としては黒斑病、ふくろみ病、うどんこ病、黒星病、アブラムシ、カメムシ、ハダニ、ハマキムシなどがあります。
また、雨により裂果が起こりやすいです。
名前
スモモ(李、酸桃)、Japanese plum、Chinese plum
生活型
小高木
常緑・落葉
落葉
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
1月、2月、3月、11月、12月
花咲く季節
3月、4月
実のなる季節
6月、7月、8月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中国中部
形状
直立
草丈・樹高
9000〜12000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
重鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
散房花序、散形花序
花弁の数
5
花の色
桃、白
花径
15〜22
花序の長さ
実の色
赤、黄、紫
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、接木、挿木
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
盆栽、鉢植、公園・庭園、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
黒斑病、ふくろみ病、うどんこ病、黒星病
虫害
アブラムシ、カメムシ、ハダニ、ハマキムシ
香り
味覚
甘味、酸味
食用
実
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
14781
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