植物図鑑
クロバナロウゲ
クロバナロウゲ属
クロバナロウゲ
学名:
Comarum palustre
〔基本情報〕山地の沼地や湿原に群生する高さ30~60cmの多年草。
茎はやや太く、下部が地を這って枝分かれし、上部は直立します。
茎には絹毛がはえます。
葉は互生し、5~7小葉からなる奇数羽状複葉です。
小葉は長さ4~7cmの長楕円形で、裏面は粉白色を帯びて絹毛がはえ、縁には少数の鋸歯があります。
托葉をもちます。
茎先に集散花序を出し、数個の花をつけます。
花は径15~20mmで暗紅褐色の5弁花で、花弁は先が著しくとがる卵形です。
萼片は花弁より長く、毛があり、先がとがる狭卵形です。
副萼片は小さく、緑色です。
花床には毛があり、花後にすこしふくらみます。
果実は痩果です。
〔栽培〕増殖は株分けと実生によります。
日当たりがよく、水保ちと排水のよい場所を好みます。
栽培は容易ですが、夏場は水切れしないように注意が必要です。
名前
クロバナロウゲ(黒花狼牙)、ケクロバナロウゲ(毛黒花狼牙)、purple marshlocks、swamp cinquefoil、marsh cinquefoil
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道、本州:東北地方、日光、尾瀬)、北半球亜寒帯
形状
草丈・樹高
300〜600mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
5
花の色
茶
花径
15〜20
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、コンテナ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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