植物図鑑
ヤマブキショウマ
ヤマブキショウマ属
ヤマブキショウマ
学名:
Aruncus dioicus var. kamtschaticus
〔基本情報〕
山地の草地や林縁などでみられる高さ30~100cmの多年草。
枝分かれする太い根茎をもちます。
葉は互生する2~3回3出複葉です。
小葉は長さ3~10cm、幅1~6cmの狭卵形~卵状円形で、はっきりした平行の側脈があります。
葉の縁には欠刻状の重鋸歯があります。
雌雄異株です。
茎先に長さ10~30cmの複総状円錐花序を出し、白色の小さな5弁花を多数つけます。
雄花には20個ほどの長い雄しべがあります。
花柄には短毛がはえます。
果実は光沢のある袋果でふつう下を向いてつき、裂けて細かい種子を出します。
〔利用〕
若芽を山菜とします。
根茎は薬用とします。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
日向~半日陰で水はけのよい土壌を好みます。
水やりは水切れに注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は春に有機質の肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
小葉の形がヤマブキに、草姿がトリアシショウマに似ることが名の由来です。
名前
ヤマブキショウマ(山吹升麻)、チシマヤマブキショウマ、ウスバヤマブキショウマ、ジョンナ
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、ウスリー、サハリン、カムチャツカ半島、千島列島、南千島
形状
草丈・樹高
300〜1000mm
葉の形
葉の生え方
互生
縁の形
重鋸歯、欠刻
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
5
花の色
白
花径
花序の長さ
100〜300
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
葉
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
78685
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