EVERGREEN - エバーグリーン

植物図鑑

ナキリスゲ

スゲ属 ナキリスゲ
学名: Carex lenta var. lenta

〔基本情報〕おもに平地の林内でみられる高さ40~60cmの常緑多年草。
根茎は短く、密に叢生し、匐枝は出しません。
茎は細く、基部に暗褐色の鞘があります。
葉は数多く密に出て、幅3mmほどの線形となり、質はかたく、ざらつきます。
苞の基部の鞘から出る花茎に1~3個の小穂をつけ、茎全体では十数個の小穂があります。
小穂は長さ5~20mm、幅3~4mmの円柱形で、上部に短い雄花部、その下に雌花部がつきます。
雌花の鱗片は卵形で、赤褐色を帯びます。
苞は茎の下部につくものほど葉状に大きくなります。
果胞は長さ3~3.5mmのレンズ形で、脈と毛があり、上端が短い嘴となります。

〔栽培〕増殖は実生、株分けによります。
種子は好光性なので、覆土はごく薄くします。
日向~半日陰で育ち、水はけのよい土壌を好みます。
水やりは地植えの場合は根づいてしまえば降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。

〔備考〕葉がざらつき、菜っ葉も切れるだろうということで名がつきました。

名前
ナキリスゲ(菜切菅)
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月
花咲く季節
8月、9月、10月
実のなる季節
8月、9月、10月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:関東地方以西、四国、九州)、朝鮮、中国、インド、インドネシア
形状
草丈・樹高
400〜600mm
葉の形
線形
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
小穂
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性
用途適性
グラウンドカバー、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事

「 ナキリスゲ 」の投稿写真