植物図鑑
スイセン
スイセン属
スイセン
学名:
Narcissus tazetta var. chinensis
〔基本情報〕
海岸近くでみられる高さ20~40cmの多年草。
地下に広卵形の鱗茎をもちます。
葉は根出する単葉で、長さ20~40cm、幅0.8~1.6cmの扁平な線形~帯状となり、先はまるいです。
葉の色は粉白色を帯びた緑色です。
葉は4~6枚が冬に出て、初夏に枯れて、夏は休眠します。
葉と花茎はぼ同時期に出ます。
高さ20~40cmの花茎の先に散形花序を出し、5~8個の花がつきます。
花序には膜質の苞があります。
花は径3~4cm、6枚の花被片は長さ1.5cmほどの白色でほぼ平開し、副花冠は黄色で花被片の半分ほどの長さの杯状になります。
花には芳香があります。
結実しません。
〔来歴〕
地中海沿岸地域原産のフサザキズイセンの一型で、シルクロードを通って中国から古くに渡来したものが、野生化したものであろうと考えられています。
〔栽培〕
増殖は分球によります。
日当たりと水はけのよい場所であれば特に土質は選びません。
粘土質など重い土の場合は砂やピートモスなどを混ぜます。
地植えで植えっぱなしにする場合は、落葉樹の下などが向きます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、休眠中は控えます。
地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥として堆肥や緩効性化成肥料を施すほか、リン酸、カリ分の多い肥料を2月頃と花後に施します。
病虫害としては底腐病、モザイク病、アブラムシ、ネマトーダ、根ダニなどがあります。
名前
スイセン(水仙)、ニホンズイセン(日本水仙)、paperwhite、bunch-flowered narcissus、bunch-flowered daffodil、Chinese sacred lily、cream narcissus、joss flower、polyanthus narcissus
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月
花咲く季節
12月、1月、2月、3月、4月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:関東地方以西、九州)に野生化している
形状
草丈・樹高
200〜400mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
散形花序
花弁の数
6
花の色
黄、白
花径
30〜40
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
球根、苗
苗の流通時期
繁殖方法
球根
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
グラウンドカバー、鉢植、花壇、切花、公園・庭園、コンテナ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
底腐病、モザイク病
虫害
アブラムシ、ネマトーダ、根ダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
立冬 末候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
14922
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