植物図鑑
サギソウ
サギソウ属
サギソウ
学名:
Pecteilis radiata
〔基本情報〕日当たりのよい湿地でみられる高さ15~40cmの多年草。
地生ランです。
塊根をもちます。
葉は茎の下部に3~5枚が互生する単葉で、長さ5~10cm、幅0.3~0.6cmの線形~披針形、全縁です。
茎先に出る総状花序に1~3個、径3cmほどで白色の花をつけます。
側花弁と背萼片がかぶと状になり、唇弁が大きくめだちます。
唇弁は深く3裂して、側裂片が広がり、縁は細かく切れ込みます。
花の後方に長さ3~4cmの距が垂れ下がります。
〔栽培〕増殖は分球によります。
日当たりと水もちがよく、栄養分の少ない土壌を好みます。
真夏の強い日射しで葉焼けをおこす場合は50~60%の遮光をかけます。
水やりは春~秋は鉢の下に受け皿を置いて腰水にし、冬の休眠中は腰水はやめますが、完全に乾燥しないよう土が乾いてきたら水を与えます。
施肥は初夏に薄めた液肥を月1~2回与えます。
病虫害としてはウイルス病、アザミウマ、アブラムシがあります。
ウイルス病は定期的に殺菌剤を散布して予防します。
〔備考〕花の形を白鷺に例えた名です。
名前
サギソウ(鷺草)、white egret flower、fringed orchid
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州)、朝鮮、中国、極東ロシア
形状
草丈・樹高
150〜400mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、線形
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
6
花の色
白
花径
30
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
ウイルス病
虫害
アザミウマ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
NT:準絶滅危惧
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
18893
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