トレニア

ハナウリクサ属 トレニア
学名： Torenia

〔基本情報〕
一般的にトレニアと呼ばれるものはトレニア フルニエリ（Torenia fournieri 和名ハナウリクサ）ですが、種間交雑による園芸品種も出回りはじめています。
一年草または多年草。
茎には4稜があります。
葉は対生する単葉で、鋸歯があります。
花は茎の上部の葉腋に単生するか茎先の総状花序にまばらにつきます。
花は筒状で先が唇形となり、上唇は2裂してまるく、下唇は3裂します。
萼は筒状で5裂し、縦に5本の稜があり、しばしば稜上に翼が出ます。
果実は蒴果で、発達した萼に包まれます。

〔栽培〕
増殖は実生、挿芽によります。
種子は非常に微細です。
播種の際に覆土はせずに底面給水をします。
日当たりと水はけ、風通しのよい肥沃な場所を好みます。
多年草の種類は霜が降りない地域であれば戸外越冬可能で、鉢植えでは冬は室内の暖かい場所に取り込みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合も晴天が続いて乾燥するようなら水を与えます。
施肥は生育期間中に緩効性化成肥料を置き肥します。
花がらはこまめに取り除きます。
病虫害としては灰色かび病、アブラムシがあります。