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植物図鑑

ジャノメエリカ

エリカ属 ジャノメエリカ
学名: Erica canaliculata

〔基本情報〕
高さ2~3mの常緑低木。
ときに高さ5mの小高木になることもあります。
主幹は大きくなると径10cmにもなり、樹皮は灰褐色で、古くなると縦に細かく溝がはいります。
よく枝分かれして、枝は斜め上にのび、密に茂ります。
小枝には毛がはえます。
葉は3輪生する単葉で、長さ0.5cmほどの線形となり、縁が裏側に巻きます。
葉の裏には綿毛が密にはえます。
花はふつう小枝の先に3個ずつつき、木全体を覆うほど咲きます。
花冠はピンク色で、先が浅く4裂する鐘形~広いカップ形です。
雄しべは8本あり、花柱を囲む紫褐色の葯がめだちます。
萼は花冠とほぼ同じ色で、深く4裂します。
花柄は赤色で細かい毛がはえます。
果実は蒴果です。

〔栽培〕
増殖は挿芽によります。
寒さにやや弱いですが-5℃程度まで耐えるので、霜が降りない地域では戸外越冬可能です。
冬の寒風は避けるようにします。
日当たりと風通しがよいやせた弱酸性土壌を好みます。
水やりは過湿にならないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと与え、地植えで根づいた株では降雨にまかせます。
施肥は春の開花後と秋に緩効性化成肥料を置き肥し、真夏に肥料が残らないようにします。
病虫害としてはカイガラムシやアブラムシがあります。

〔備考〕
紫褐色の葯がめだつ花の様子から名がつきました。

名前
ジャノメエリカ、クロシベエリカ、channelled heath、hairy grey heather
生活型
低木、小高木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
広葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
11月、12月、1月、2月、3月、4月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
南アフリカ(ケープ)
形状
分枝
草丈・樹高
2000〜5000mm
葉の形
線形
葉の生え方
輪生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
花弁の数
花の色
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、生垣、トピアリー、公園・庭園
ハーディネスゾーン
病害
虫害
カイガラムシ、アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23487
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