植物図鑑
アニス
ミツバグサ属
アニス
学名:
Pimpinella anisum
〔基本情報〕
高さ50cmほどの一年草。
葉には根出葉と茎に互生する葉があり、根出葉は長さ1~5cmで単葉となるか浅く裂けます。
茎につく葉は下部のものは1回羽状に、上部のものは2~3回羽状に細かく切れ込みます。
葉の縁には鋸歯があります。
複散形花序に径0.3cmほどの小さな白~クリーム色の5弁花を多数つけます。
花序の基部にふつう総苞片はなく、小総苞片もないかあっても少数です。
果実は長さ0.5cmほどの楕円形で、2個の分果が合わさった双懸果です。
〔来歴〕
エジプトでは約4,000年前から栽培され、ミイラの防腐剤としても利用されていました。
また古代ギリシャやローマでも薬用として利用されていました。
〔利用〕
葉や茎はサラダなどに野菜として利用されます。
果実(アニス実、アニシード)は料理や菓子、リキュールの香りづけに用いられ、薬用にもなるほか精油も得られます。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
日当たりと水はけがよく肥沃な土壌を好みます。
直根性で移植を嫌うので、直播するかポットに播いて移植します。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は元肥を施せば特に必要ありません。
病虫害は特にありません。
名前
アニス、anise、aniseed、anix
生活型
一年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
地中海沿岸東部、アジア南西部
形状
草丈・樹高
500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、分裂葉
葉の生え方
互生、根生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
複散形花序
花弁の数
5
花の色
黄白、白
花径
3
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
種、葉
毒性
有用
薬用、食用、精油、ポプリ
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
37785
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