エピメディウム ウェルシコロル

イカリソウ属 エピメディウム ウェルシコロル
学名： Epimedium ×versicolor

〔基本情報〕
イカリソウとEpimedium pinnatum subsp. colchicumの交雑による高さ20～30cmの多年草。
葉は5～15枚の小葉からなる1～3回3出複葉です。
小葉は長さ5～9cmの卵形となり、基部は心形です。
葉の縁に刺状の毛がはえます。
若葉は赤銅色～褐色で、葉脈が緑色に抜けます。
茎先に総状花序を出し、径0.6～2cmの4弁花をつけます。
萼片は8個あり、内側の4個は花弁状で大きく、外側の4個は小さくて早落します。
花弁の基部には距があります。
花の色は花弁・萼片とも黄色、もしくは花弁が黄色く萼片がピンク色を帯びます。
果実は袋果です。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
冬から花の時期には日当たりがよく、夏は明るい日陰になるような涼しい場所で管理します。
冬の寒風も避けるようにします。
地植えの場合は落葉樹の下がよいです。
水はけがよく肥沃な土壌を好みます。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は夏に晴天が続いてひどく乾燥しないかぎり降雨にまかせます。
肥料は元肥を施せば特に必要ありませんが、鉢植えの場合は春と秋に薄めた液肥を与えてもよいです。
病虫害は特にありません。