植物図鑑
クロバナフウロ
フウロソウ属
クロバナフウロ
学名:
Geranium phaeum
〔基本情報〕
原産地では山岳地帯の草原などでみられる高さ50~80cmほどの多年草。
根茎をもちます。
全体に、やわらかく長い毛がはえます。
茎は上部で枝分かれします。
葉には根出葉と茎葉があり、根出葉は長さ10~20cmで掌状に7~9裂し、裂片がさらに浅く裂けます。
根出葉には長い葉柄があります。
葉にはしばしば紫褐色の斑紋があります。
茎先に集散花序を出し、斜め下向きに花を咲かせます。
花は径2~2.5cmの5弁花で、中心が白く抜ける紫褐色となります。
花弁は反り返り、縁が波打ちます。
花の色には変化があります。
果実は蒴果です。
〔栽培〕
増殖は実生、株分けによります。
冷涼な気候を好みます。
水はけ、水もちのよい肥沃な土壌を好みます。
暖地では半日陰のほうがよく、乾燥する場所や強い西日、冬の北風は避けるようにします。
地植えの場合は落葉樹の下に植えるとよいです。
水やりは水切れしないように注意し、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は春と秋に薄めた液肥を与え、真夏には肥料が残らないほうがよいです。
病虫害としてはアブラムシ、ハダニがあります。
名前
クロバナフウロ(黒花風露)、クロバナフウロソウ(黒花風露草)、dusky crane's-bill、mourning widow、black widow
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
4月、5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ
形状
草丈・樹高
500〜800mm
葉の形
分裂葉
葉の生え方
互生、根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
集散花序
花弁の数
5
花の色
紫、その他
花径
20〜25
花序の長さ
実の色
葉の色
緑、複色
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園
ハーディネスゾーン
5a〜7b
病害
虫害
アブラムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
78211
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