エルサレムセージ

Phlomis属 エルサレムセージ
学名： Phlomis fruticosa

〔基本情報〕
高さ1～1.5mほどになる常緑低木。
全体に白色の星状毛が密にはえ、白っぽく見えます。
茎は直立して4稜があります。
葉は対生する単葉で、長さ5～10cmの楕円状披針形～披針状卵形となり、縁にはごく低いまるい鋸歯があるか、やや波状となります。
葉の表面は葉脈がしわ状にへこみます。
茎の基部につく葉には長さ1～2.5cmの葉柄があります。
茎先に輪散花序を出し、長さ3cmほどの黄色い花を10～20個つけます。
苞は長さ1～2cm、幅0.3～0.7cmほどの卵形～披針形です。
果実は分果です。

〔栽培〕
増殖は実生、挿木によります。
霜が降りない地域であれば戸外越冬可能です。
日当たりと水はけ、風通しがよく、やや乾燥した砂質または礫質の土壌を好みます。
過湿に弱いので、水やりは鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は与えすぎると間延びして倒れやすくなるので、元肥を施すほかは控えめでよいです。
病虫害は特にありません。