アゲラタム

カッコウアザミ属 アゲラタム
学名： Ageratum

〔基本情報〕
常緑多年草ですが、寒さに弱いので日本では春播きの一年草として扱われます。
全体に粗い毛がはえます。
茎はよく枝分かれします。
葉は対生する単葉ですが、茎の上部では互生することもあります。
葉は卵形で、縁には鋸歯があります。
茎先に径1cmほどの頭花を散房状～円錐状につけます。
頭花は筒状花のみからなり、ふつう淡い青紫色ですが、白、桃、紅色もあります。
果実は痩果です。

〔栽培〕
増殖は実生、挿芽、株分けによります。
発芽に光を必要とする好光性をもつので、播種は播種用の用土におこない、土で覆わずに、土を乾かさないよう底面給水をおこないます。
発芽適温は15～25℃です。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
水やりは過湿にならないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は地植えの場合は元肥を少量施せば特に必要なく、鉢植えでも控えめがよいです。
肥料を与えすぎる（特にチッ素分が多い）と葉ばかり茂って花が咲きにくくなります。
株が混みあうと蒸れて病気が出やすくなるので、混んだ枝を取り除くようにします。
病虫害としては灰色かび病、アブラムシ、ハダニなどがあります。