植物図鑑
ムラサキカッコウアザミ
カッコウアザミ属
ムラサキカッコウアザミ
学名:
Ageratum houstonianum
〔基本情報〕
原産地では常緑多年草または亜低木ですが、寒さに弱いため日本では一年草となります。
高さ0.3~1mになり、全体に白色の長い軟毛がはえます。
茎は上部で枝分かれします。
葉は対生する単葉ですが、茎の上部では互生することもあります。
葉は長さ2~7cmの卵形~三角状卵形、鈍頭で、基部は浅い心形となり、縁には鋸歯があります。
茎の上部の葉ほど小さくなり、葉柄も短くなります。
茎先に径0.7cmほどの頭花を散房状~円錐状につけます。
頭花は筒状花のみからなり、青紫色またはピンク色、白色などです。
花柱は2裂して長く突き出し、花色と同色です。
総苞は半球形で、総苞片には毛がはえます。
果実は黒色の痩果で、ごく短い冠毛があります。
〔来歴〕
園芸用に導入されたものが、暖地で逸出しています。
〔栽培〕
増殖は実生、挿芽によります。
発芽に光を必要とする好光性をもつので、播種は播種用の用土におこない、土で覆わずに、土を乾かさないよう底面給水をおこないます。
発芽適温は15~25℃です。
日当たりと水はけのよい土壌を好みます。
水やりは過湿にならないように注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は地植えの場合は元肥を少量施せば特に必要なく、鉢植えでも控えめがよいです。
肥料を与えすぎる(特にチッ素分が多い)と葉ばかり茂って花が咲きにくくなります。
株が混みあうと蒸れて病気が出やすくなるので、混んだ枝を取り除くようにします。
病虫害としては灰色かび病、アブラムシ、ハダニなどがあります。
名前
ムラサキカッコウアザミ(紫霍香薊)、オオカッコウアザミ(大霍香薊)、アゲラタム、アゲラツム、flossflower、bluemink、blueweed、pussy foot、Mexican paintbrush
生活型
一年草、多年草、亜低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
カッコウアザミ、コノクリニウム コエレスティヌム
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月
花咲く季節
5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
中央アメリカ(メキシコ、グアテマラ、ベリーズ)
形状
草丈・樹高
300〜1000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生、互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
頭状花序
花弁の数
花の色
紫、桃、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐暑性、非耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、切花
ハーディネスゾーン
病害
灰色かび病
虫害
アブラムシ、ハダニ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
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