植物図鑑
ヒメヒオウギ
フリージア属
ヒメヒオウギ
学名:
Freesia laxa
〔基本情報〕高さ30cm程度の球根性多年草。
葉は数個が扇状に出て、長さ20cm、幅1cmほどの線形です。
細く長い花茎の上部が水平方向に曲がった部分に穂状花序を出し、6~10個の花が上向きに並びます。
花は径2.5cmほどで花被片は6個あり、明るい紅色、下側の花被片3個の基部には濃い紅色の斑紋があります。
花筒部は長さ3cmほどになります。
雄しべは3個です。
雌しべの花柱は細長く、先が3分岐します。
様々な色の園芸品種があります。
果実は蒴果です。
夏期は地上部が枯れて休眠します。
〔来歴〕日本へは大正時代に観賞用として導入されました。
〔栽培〕増殖は実生、球根によります。
種子の寿命は3年と長く、暖地ではこぼれダネでもよく増えます。
日当たりがよく水はけ水もちのよい場所を好みます。
霜や寒風を避けます。
水やりは葉が出てから開花期までは乾きすぎないように、土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
開花後は徐々に水やりを減らし、休眠中は水を与えませんが、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は特に必要ありませんが春に薄めた液肥を与えてもよいです。
病虫害としてはアブラムシがあります。
〔備考〕ヒオウギを小さくしたような姿なのでこの名があります。
旧属名からラペイロージアまたはアノマテカという名でも流通します。
名前
ヒメヒオウギ(姫檜扇)、アノマテカ、ラペイロージア
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
9月、10月、11月、12月、1月、2月
花咲く季節
4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
南アフリカ(ケープ)
形状
草丈・樹高
300mm
葉の形
線形
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
穂状花序
花弁の数
6
花の色
赤、橙、桃、白、複色
花径
25
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
球根
苗の流通時期
繁殖方法
種、球根
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
虫害
アブラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
21539
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