植物図鑑
ヒメノカリス
ヒメノカリス属
ヒメノカリス
学名:
Hymenocallis
〔基本情報〕
多年草。
地下に鱗茎をもちます。
多くは常緑ですが、冬に地上部が枯れて休眠する種もあります。
葉は根出し、長楕円形で基部が筒状になり、鱗茎をつくります。
長く扁平な花茎の先に散形花序を出し、数個の花をつけます。
花は白色または黄色の6弁花で、花弁は細長く放射状に広がります。
雄しべは6個あり、下部で膜状につながり、カップ状の副花冠となります。
花に甘い芳香があるものもあります。
種子は大きく緑色です。
〔栽培〕
増殖は分球、鱗片挿し、実生によります。
種から育てる場合、開花までに数年かかります。
球根は頭が地表に見えるくらいの浅植えにします。
日当たりと水はけ、通気性がよい腐植質に富んだ砂質土壌を好みます。
常緑性のものは耐寒性がないため、冬季は室内に取り込むか、晩秋に葉が枯れたら球根を堀り上げて陰干しし、オガクズやピートモスなどの中に埋めて凍らない場所で貯蔵します。
冬に休眠するタイプは霜の降りない地域であれば戸外越冬可能で、寒冷地では常緑性のものと同様に管理します。
過湿を嫌うので、水やりは鉢植えの場合は土が乾いてからたっぷりと水やりをします。
地植えの場合は特に潅水は必要ありませんが、開花中は水切れに注意します。
休眠中は水を断ちます。
施肥は少なめでよく、元肥として緩効性化成肥料を施し、追肥は芽出しのころにリン酸とカリ分が多い緩効性肥料を置き肥するか、生育期間中に月1回程度液肥を施します。
種子を採らないのであれば花が終わったら、花茎のつけ根のところで切り、株が疲れないようにします。
病虫害は特にありません。
〔備考〕
別名や英名は花弁が広がった花の姿に由来します。
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