植物図鑑
イタリアンパセリ
オランダミツバ属
イタリアンパセリ
学名:
Petroselinum crispum var. neapolitanum
〔基本情報〕
高さ30~60cmになる二年草または短命の多年草です。
全体に香りがあります。
茎に溝があり、よく枝分かれします。
葉は互生し、長さ2.5~5cmの3出複葉で、表面にやや光沢があり、濃い緑色をしています。
高さ30~60cmの花茎に複散形花序を出し、径2mmほどの黄緑色の5弁花を多数つけます。
果実は蒴果で香りがあります。
〔利用〕
日本でよくつかわれる縮れ葉品種にくらべると風味がやわらかく、スープやサラダなどに利用されます。
また、薬用にもされます。
〔栽培〕
増殖は実生によります。
直根性で移植を嫌うので、直播するかポットに播いて移植します。
涼しい気候を好み、生育適温は15~20℃、25℃をこえると生育が悪くなり、28~30℃以上で葉が枯れてきます。
低温には強く、5℃くらいまでは耐えます。
日向~半日陰で水はけがよく、やや湿った土壌を好み、乾燥すると葉が黄色くなります。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
施肥は元肥のほか、春~秋に液肥を与えます。
種を採らないのであれば、花茎が伸びてきたら早めに摘み、株を疲れさせないようにします。
病虫害としては軟腐病があります。
名前
イタリアンパセリ
生活型
二年草、多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
地中海沿岸地域(イタリア南部、ギリシャ、ポルトガル、スペイン、マルタ、モロッコ、アルジェリア、チュニジア)
形状
分枝
草丈・樹高
300〜600mm
葉の形
3出複葉
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
複散形花序
花弁の数
5
花の色
緑
花径
2
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通、湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
中性、酸性
耐候性
用途適性
鉢植、花壇、コンテナ、ベランダ
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病
虫害
香り
味覚
食用
葉
毒性
有用
薬用、食用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
60148
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