植物図鑑
スペインカンゾウ
カンゾウ属
スペインカンゾウ
学名:
Glycyrrhiza glabra
〔基本情報〕高さ60~90cmになる多年草。
根茎が円柱状となり、横に伸びます。
茎には白色の毛があります。
葉は互生する奇数羽状複葉です。
小葉は9~17個あり、楕円~長楕円形で裏面に小腺点があり粘ります。
葉腋から総状花序を出します。
花は淡い青色の蝶形花で、旗弁が竜骨弁や翼弁より長いです。
果実は長さ1.5~2cmで長楕円形のまっすぐまたはやや曲がる豆果です。
種子は3~4個含まれます。
〔利用〕根や根茎が薬用や甘味料として利用されます。
リコリスとよばれ、サルミアッキなど菓子やルートビアの原材料にも用いられます。
長期間大量に服用すると血圧上昇や麻痺、脱力感などの副作用がおこることがあるため注意が必要です。
〔栽培〕増殖は株分けや実生によります。
日当たりがよく湿り気のある肥沃な土壌を好みます。
根を深く張り、根茎も横に広がるので、広がってほしくない場合は土中に囲いをつくるなどします。
病害虫は特にありません。
〔備考〕ヒガンバナ科のリコリス(リコリス属の球根植物)とは別の植物です。
名前
スペインカンゾウ、リコリス、セイホクカンゾウ(西北甘草)、ヨーロッパカンゾウ、カンゾウ、liquorice、licorice
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
花咲く季節
6月、7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ南部~小アジア、中央アジア、ロシア南部、新疆
形状
草丈・樹高
600〜900mm
葉の形
奇数羽状複葉
葉の生え方
互生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
青
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
種苗の入手形態
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
用途適性
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
食用、薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
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