カレープラント

ヘリクリサム属 カレープラント
学名： Helichrysum italicum subsp. serotinum

〔基本情報〕高さ40～60cmほどになる常緑低木。
茎は銀灰色の産毛に覆われ、木質で頑丈です。
葉は互生する単葉で線形、銀灰色の産毛に覆われます。
茎先に黄色く小さな頭花を房状につけます。
頭花は筒状花だけからなります。
果実は痩果です。

〔利用〕茎葉にカレーの香りがあり、乾燥させて料理の香りづけにも使いますが苦みがあるため、ドライフラワーやポプリとしての利用が多いです。

〔栽培〕増殖は挿し木によります。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。日当たりが悪いと葉が落ちたり、花が咲きにくくなります。
夏の直射日光と、冬の霜は避けるようにします。
-5℃程度までなら霜にあたらなければ冬越しできます。
やや乾燥した土壌を好むので土の表面が乾いたら水を与えます。
肥料は控えめにするほうがよいです。
枝葉が密生するため、夏期に蒸れると株が腐ったり、根腐病にかかったりします。
梅雨前に混みあった枝を間引くか、株を大きく切戻します。
病害虫としては根腐病があります。