植物図鑑
イヌハッカ
イヌハッカ属
イヌハッカ
学名:
Nepeta cataria
〔基本情報〕
道端などでみられる高さ50~100cmになる多年草。
茎や葉に白い毛がはえ、全草にハッカに似た香りがあります。
茎は枝分かれし、断面が四角形です。
葉は対生する単葉で、長さ2~6cm、幅1~3.5cmの三角状卵形です。
葉の縁には鋸歯があります。
長い葉柄があります。
茎先に長さ2~4cmの輪散花序を出します。
花は2唇形で5裂し、淡い紫色か白色です。
果実は分果です。
〔来歴〕
別名のチクマハッカは長野県筑摩郡で発見されたことに由来し、長野県のものは野生、それ以外の日本でみられるものは帰化と考えられています。
長野県のものも帰化と考える説もあります。
〔利用〕
ハーブとして栽培され、ハーブティーや料理の香りづけなど利用されます。
薬用にもされます。
猫が興奮する物質が含まれ、猫のおもちゃなどに利用されます。
〔栽培〕
増殖は実生、株分け、挿し芽によります。
日当たりと水はけがよい土壌を好みます。
鉢植えの場合は土の表面が乾いたら水を与えます。
栽培は容易です。
名前
イヌハッカ(犬薄荷)、チクマハッカ(筑摩薄荷)、キャットミント、キャットニップ、catnip、catmint、catswort
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
4月、5月
花咲く季節
7月、8月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
ヨーロッパ南東部~中国、日本(本州:長野県)
形状
草丈・樹高
500〜1000mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
対生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
輪散花序
花弁の数
花の色
紫、白
花径
花序の長さ
20〜40
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
種子、苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け、挿芽
日照条件
日向
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
鉢植、花壇、公園・庭園、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
葉
毒性
有用
薬用、食用、飲用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
猫が興奮する物質が含まれ、猫のおもちゃなどに利用されます。
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23021
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