オオアリドオシ

アリドオシ属 オオアリドオシ
学名： Damnacanthus indicus var. major

〔基本情報〕
暖地のやや暗い林内にはえる高さ50～100cmの常緑低木。
根は数珠状に肥厚はしません。
側枝は二叉分枝しながら横に広がります。
若い枝には曲がった短い剛毛が密にはえ、2～3年目の枝にも毛は残ります。
節には葉に対して垂直方向に伸びる、長さ0.2～1cmの鋭い刺があり、刺の長さは葉の長さの半分以下となります。
葉は対生する単葉で、大小の葉が交互につき、長さ1～5cm、幅0.6～2cmの広卵形となり、先端が鋭くとがります。
葉は革質で、縁は全縁です。
葉柄は長さ0.1cmほどです。
花は枝先や葉腋にふつう2個ずつつきます。
花は白色、長さ約1cmの漏斗形で、花冠の先は4裂します。
果実は球形の液果で、赤く熟し、先に尖った萼裂片が角状に残ります。