オランダミミナグサ

ミミナグサ属 オランダミミナグサ
学名： Cerastium glomeratum

〔基本情報〕道ばたや畑などでみられ、高さ10～60cmになる越年草。
茎や葉、萼などに軟毛と腺毛が多くはえます。
茎はふつう直立します。
葉は対生する単葉で、長さ0.7～2cm、幅0.4～1.2cmの卵形～長楕円形です。
葉柄はありません。
茎先に2出集散花序を出し、密に花をつけます。
花は白色の5弁花で、花弁は長さ4～5㎜で浅く2裂します。
雄しべは10個です。
花柄は萼より短いか同じくらい長さです。
花が終わると花柄が伸びます。
果実は蒴果で先が10裂します。
種子は径0.5mmで、楕円状の突起があります。
ミミナグサに似ますが、花が密につき、下部の花柄が萼より短いか同じくらい長さという点で区別できます。

〔来歴〕明治時代末期に渡来し、各地に帰化しています。