夏、庭先やプランターに植えたミントがわっさり! 「そんな時はどうしたらいいの?」 ということで徹底ミント活用術パート2です(パート1はこちら)。
ちなみに、ミントにすっきり感があるのは、メントールを含んでいるから。その他にもミントには、精油成分のほかに、フラボノイド、タンニン、ミントポリフェノールなどが含まれていることが知られています。ちなみにこのメントールの冷感作用は、神経に直接働きかけるために実際に温度が下がるわけではないのですが、体には温度を下げた時と同じ作用があるのだとか。なんだか不思議ですね。
夏のミントワザ(4)「ミントのお風呂」
たくさん生えているミント!
まるで雑草のごとくミントが増えてしまって「もう、どうしようもないや!」という気分。そんな時には、刈り取ったミントをそのまま洗濯用のメシュの袋に入れてお風呂にドボン。
とにかく暑さでまいってしまいそうな時にはミントのお風呂がとても効果的。汗もスッキリ、そしてカラダはひんやり感を満喫できます。お風呂の量ほど、ミントはないかも……。
そんな時には、足浴や手浴、朝の洗顔などにミントを使ってみるのはいかがでしょうか。洗面器に水を入れ、ミントを浮かべ数分置いてから利用することでミント特有のスッキリ感が楽しめます。もちろん、ミントはフレッシュで使うだけでなく、陰干しにして保存も可能です。陰干し乾燥させたミントは、お風呂やお料理、ハーブティーなどで使うことができます。
夏のミントワザ(5)『レバーの臭み抜きに……』
夏といえば……、レバー!
食欲がダウンしやすい暑い夏は、栄養価の高いものを上手に食卓にプラスしたいもの。そんな時にオススメなのがレバー料理。でも、レバー特有の臭みが苦手という人も少なくありません。
そこでレバーの臭み抜きにミントを活用。ちなみに、わたし流のレバーの臭み抜きの方法は、買ってきたレバーを軽く水洗い後に、牛乳につけて冷蔵庫で一晩。牛乳を洗い流し、たっぷりのぬるま湯にミントひとつかみとレバーを入れて数分煮たら、ザルにあけ水気を切り、一口大の大きさに切ってから好みの味付けに。レバーペーストなどにするのもオススメ。ミントパワーでほとんど臭みゼロになるので、レバーが苦手という人だってこれなら食べることができるはず。
夏のミントワザ(6)『ミント緑茶』
最近は紅茶だけではなく、いろいろなフレーバー付きの緑茶が売られるようになってきましたね。そこで、オススメしたいのがミント緑茶。
作り方はとても簡単!冷茶ポットに緑茶とミントを入れ冷蔵庫で冷やすだけでOK。お口の中にミントの風そよぐ緑茶完成です。緑茶だけでなく、麦茶、紅茶、ほうじ茶、中国茶とミントの相性もそれなりにグッド。熱中症対策の水分補給のバリェーションに加えてはいかがでしょうか。もちろん、焼酎をプラスして酎ハイにするのもおススメ。
夏のミントワザ(7)『ミントのカクテル』
最近は、イエルバブエナ(モヒートミント)で作る本物のモヒートが注目を集めていますね。ミントがあればおうちでもミントのお酒が楽しめます。
作り方は、刈り取ったミントを洗い、水気を切り、ビンに氷砂糖とお好みでレモンやオレンジ、その他のハーブを入れ焼酎、ジン、ホワイトラムなど好みのアルコールで漬け込むだけ。1週間~10日程度でお酒の色が変わればOK。できれば1カ月程度でミントの葉は取り出すほうがいいでしょう。ロックはもちろん、炭酸で割ってもおいしく楽しめます。
2回にわたってお届けした「徹底ミント活用術」いかがでしたか?
お庭やプランターがミントだらけになってしまったときは、ぜひ試してみてくださいね。他にもバナナのジャムにミントをプラスして冷凍すればおいしいアイスにもなりますよ。
と、まだまだミントの使い途はありそうです。ちなみにミントはとにかく勢いがあるので、品種別に育てたい場合は、地植えにするよりもプランターで栽培することをオススメします。
(文・写真/グリーンアドバイザー ふじえりこ)
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