6月下旬から8月にかけて見頃を迎えるハス。わが家の近所でも咲き始めたと聞き、足を運んできました。
ハスを見ていると、カメラのファインダー越しでも、神々しく、心が洗われるような厳粛な気持ちになります。そのように感じるのは私だけでしょうか。
このように、厳粛な気持ちになるのは、私たちがもつハスのイメージと関係しているようです。
多くのかたは、「ハス」と聞いて最初に思い浮かぶのは、ハスの花の上に座っているお釈迦様かもしれません。仏教においてハスが神聖なものとされている理由は、泥水(汚れたもの)の影響を受けることなく清らかで美しい花を咲かせるハスが、仏教の教えそのものであるためといわれています。
他にも、例えばヒンズー教(仏教の元になった宗教であり、仏教でハスが神聖視されているのもヒンズー教を引き継いでいるためといわれている)のスーリヤという太陽の神様は、手に蓮華(レンゲ=ハス)を持っている姿で描かれています。なぜなら、早朝に咲き夕方には花を閉じるハスは、太陽の生まれ変わりと見なされているからだといいます。このように、ハスを神聖視する習慣の影響で、ハスを見ると厳かな気持ちになるのかもしれません。
では、ハスを育ててみたくなったらどうしたらいいでしょうか。
一般的にハスは、園芸店などで鉢に植えられた状態で手に入れることができます。また、ハス園のなかには、園内のハスを販売しているところもあります。
毎年、ハスの花を咲かせるには、植え替えをまめにするなど、水の管理と生育障害をいかに防ぐかがカギになるようです。
個人的には、育ててみたい気持ちはありますが、それは、子どもたちが成長して、もう少しゆったり暮らせるようになってからと考えています。それまでは、ハス園に足を運んで、ゆっくり眺めることにしようと思います。
なお、ハスの基本情報については、「蓮 ~2000年の時を経てもなお」をご覧ください。
- ハスの花言葉:「清らかな心」「神話」「離れゆく愛」「雄弁」
エバーグリーン編集部オススメサイト
- 写真入りで、植え替えの方法がわかりやすい
- 月ごとの世話の仕方や、肥料の与え方などがわかりやすい
- 全国の名所の紹介。今年の開花状況などは、それぞれ確認してください
- ハスを上から眺める橋がある
上野不忍池の蓮!開花状況と見ごろ2017?時間は早朝?(何これって?)
(エバーグリーン編集部 愛垣)
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