「桜」と聞いただけでなんだかウキウキしてきます。そんなとき、やっぱり私は日本人なのだなぁと思います。
さて、日本人が桜の花を好きだということは、花見客の数の多さからもわかります。東京・上野公園、青森の弘前公園の2016年の花見客数は約200万人とのこと(乗り換え案内ジョルダン2016年お花見人出ランキング)。
桜の開花期間が10日とすると、1日辺り20万人。その数は、JR高田馬場駅の1日の乗車人員(2015年JR東日本:各駅の乗車人員)とほぼ同じという計算です。それだけの人がお花見に押し寄せるのですから、混んでしまうのも至極当然。しかし、1年の内のたった数日間しかその姿を観られない美しい桜を見たいと思うのは無理からぬもの。かくいう私も今から桜の季節が待ち遠しくてたまりません。
日本人の桜好きを表しているのは、お花見の話ばかりではありません。花より団子と「桜餅」。結婚式などのおめでたい席には「桜湯」。歌舞伎の演目として知られる「義経千本桜」。枯れ木に花を咲かせましょうと昔話は「花咲か爺さん」。歌い継がれる名曲「さくらさくら」、坂口安吾は小説『桜の森の満開の下』を書きました。
最近は、桜をテーマにたくさんの歌が歌われています。歌詞検索サービス『歌ネット』で「桜が曲名に含まれる」で検索すると、なんと、677曲がヒットしました(同じ曲を別の歌手が歌っていたり、秋桜が含まれたりしていますが)。桜といって、真っ先に心に浮かぶ歌は何ですか? きっと世代によって思い浮かぶ歌は違うのでしょうけれど(笑)。
2017年の東京の桜の開花予想は3月26日、見頃は4月2日とのこと(さくら開花予想2017:ウェザーマップ2月2日現在)。今年はどこへ行こう? 誰と行こう? 今からワクワクしています。
(エバーグリーン編集部 たなかみえ)
- 前の記事を読む(バレンタインデーのお花をつくろう 〜 2月の子ども花教室)
- 次の記事を読む(花を楽しむ 〜 梅の剪定のコツ)