クリスマスまであと1カ月とちょっと。あちこちでクリスマスのイルミネーションが点灯され始めましたね。あちこちからクリスマスソングも流れてきます。
そういえば、クリスマスソングには、ヤドリギがよく登場しますね。
たとえば、有名な「ママはサンタにキスをした」。
“I saw Mommy kissing Santa Claus.
Underneath the mistletoe last night.”
「夕べ、宿り木の下でママがサンタにキスをしているのを見たわ」と歌っています。
マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」でも、
“I won’t ask for much this Christmas.
I won’t even wish for snow.
I’m just gonna keep on waiting underneath the mistletoe.”
「クリスマスに多くのことを望まない。雪が降るのだって望まない。でも宿り木の下でずっと待っているわ」と、言っていますね。
それは、欧米には「クリスマスにヤドリギで作ったリースの下で出会った女性に、男性はキスをしてもいい、そしてキスをしたふたりは永遠に結ばれる」というロマンティックな言い伝えがあるからなのです。
ヤドリギの下で待ち伏せするかどうかは別にして、今でも欧米では、クリスマスにはヤドリギで作った飾り“kissing ball”の下で、ハグしたり、キスしたりと、愛情や友情を確認し合っているそうです。その情景を思い浮かべるだけで、なんだか心がホッと温かくなってきます。
しかし、ヤドリギを漢字で書くと宿り木(寄生木)。ロマンティックな言い伝えからはちょっとかけ離れますが、その名のとおり、落葉樹に寄生して、幹から養分を吸い取って成長しています。とはいえ、葉が落ちる冬は、ヤドリギウォッチングに最適な季節でもあります。枝と葉でできた丸いかたまりを枝の上に探すことができますよ。クリスマスリースもいいけれど、自然のなかのヤドリギの下で、好きな人に想いを巡らせるのもすてきですね。
- ヤドリギの花言葉:「私にキスして」「困難に打ち勝つ」
エバーグリーン編集部オススメサイト
- ヤドリギの言い伝えについて詳しく知りたいかたに
ヤドリギとクリスマスとキスの関係とは?意味、由来について(クリスマスとイルミネーション情報NET)
- クリスマスリースを作るなら
【生花】ヤドリギ〔実つき〕つまみ(はなどんやassocie)
(エバーグリーン編集部 たなかみえ)
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