11月も後半になるとクリスマスムード一色。華やかなイルミネーションや飾り付けが、あちこちで見られます。その中でも目を引くのが、クリスマスツリー。大きなクリスマスツリーを見るだけで、ワクワク気分が盛り上がってきますね。
モミの木がクリスマスツリーに用いられることが多いのは厳しい冬にも葉を失わないため「永遠の命」を象徴しているからだといわれています。
ご家庭で生きた樹木をクリスマスツリーにしたいという時は、モミの木より手に入りやすいコニファーを使うのがオススメです。コニファーとは、葉が針のように細い針葉樹の総称。冬でも葉を落とすことなく美しい緑を保つ常緑樹のことです。
モミの木もコニファーの一種ですが、日本でクリスマスツリーとして用いられることが多いのは、ゴールドクレスト。ヒノキ科イトスギ属の樹木です。今の季節、園芸店やホームセンターに行くと、20センチほどの小さなものから大人の背の高さほどあるものまでさまざまなサイズのゴールドクレストが売られているので、飾りたい場所に合わせて選ぶことができます。
ゴールドクレストを上手に飾りけするコツは?
ゴールドクレストは、もみの木と比べ枝や葉が細く柔らかいので、オーナメントやイルミネーションをたくさんつけて豪華に飾りたい場合には向きません。そのかわり、葉の色が明るく輝くような黄緑色なので、真っ赤なリンゴなど濃い色のオーナメントを飾るととても映えます。室内に置く場合にも、部屋の雰囲気を明るく保てるので、私は気に入っています。
翌年もゴールドクレストをクリスマスツリーにするコツは?
ところで、ゴールドクレストは、手軽に購入できる一方、「育てにくいので毎年クリスマスツリーにするのは大変」という話もよく耳にします。一年で枯れてしまう理由としては、夏に内側から蒸れてくるのが原因の場合が多いようです。元気に夏越しさせるには、風通しをよくするのがポイント。あまり風の通らない場所に植えている場合は、梅雨前に地面に近い枝を少しすいてあげるとよいでしょう。わが家では、風通しがよい場所にあるせいか、ほとんど手をかけていないのに順調に成長し、毎年クリスマスツリーとして使っています。
飾り付けをするために葉に触れると針葉樹独特の香りがするのも、クリスマスの気分が高まり、冬の楽しみのひとつ。今年はぜひ、コニファーを使って生のクリスマスツリーを楽しみませんか?
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(エバーグリーン編集部 まえだようこ)
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