最近、野菜の値段が高くて困っている方は、いらっしゃいませんか? ガーデニングがお好きな方なら「自分で育てちゃおう」と、いろんな野菜作りにチャレンジしていらっしゃることでしょう。
バリエーション豊富なルッコラの使い方
10~12月に旬を迎えるハーブの一種「ルッコラ(ロケット、キバナスズシロ)」は、実はアブラナ科の野菜。イタリア料理に使われることが多く、ゴマのような香ばしい香りとピリッとほどよい辛みが一度食べたらクセになる、とてもおいしいハーブです。サラダやピザをはじめ、サンドイッチやパスタ、ピザ、オムレツなど、いろいろな料理に使って楽しめます。わが家では、冷奴にのせたり、お味噌汁に浮かせたり和風の料理にも活用。ルッコラを刻むだけで、ちょっぴり贅沢な味になるので重宝しています。
ルッコラの育て方
ルッコラは、苗も売っていますが、種からも比較的容易に育てることができます。種は、ロケットやロケットサラダなどの名で売られていることもあります。
ルッコラの種蒔きは、たっぷり水を含んだ土に行います。パラパラと種を蒔くバラ蒔きでかまいません。そこに薄く土をかけて種蒔き完了です。種が小さいので、蒔いた直後に水やりをすると、流れてしまう可能性があります。芽が出るまでは霧吹きなどで行うとよいでしょう。その後は、土の表面が乾燥しない程度に水やりを行えばOKです。
発芽したら、生育のよい苗を残し、苗と苗の間が10センチほどになるように間引きをします。間引きした苗も風味がよくておいしいので、薬味などに使ってくださいね。種蒔きから1ヶ月もすると、サラダなどに使える大きさに成長。収穫できるようになります。
ルッコラの収穫のポイント
春に蒔いたルッコラは、成長が早いので株ごと収穫できますが、秋蒔きの場合は、外葉から順に収穫していくのが長く楽しむコツ。寒い時期を除き、一年を通して種を蒔くことができますが、日差しが弱い秋に育てたルッコラは、葉が柔らかく、生で食べるのにぴったり。
耐寒性があるので今から蒔いても大丈夫ですが、気温が15度以下になる時は屋内で育てると安心。いくつかのプランターに、タイミングをずらして蒔けば、いつでもルッコラを収穫できます。
食卓にグリーンの野菜が少ないかな、という時に、手軽に使えて便利なルッコラ。一袋数百円の種で、ガーデニングもお料理もどちらも満足できる、私のお気に入りハーブのひとつです。
エバーグリーン編集部オススメサイト
- 種を買うなら・・・
- さまざまな料理に、ルッコラは大活躍!
- 多年草のワイルドロケットは、辛みが強い大人の味
(エバーグリーン編集部 まえだ)
- 前の記事を読む(今年の紅葉は、すでにスタート! どこに紅葉狩りに行きますか?)
- 次の記事を読む(花屋さんによる、花屋さんのための、花の産地を巡るツアー)