箱入りリンゴがあまったとき……
お庭レシピ、基本は「自宅で収穫されること」なのですが、今回は番外編です。
年末に贈られてきたリンゴや、とある福引で当たった箱入りリンゴが二箱もドン! とにかくリンゴがたくさんあります。無精者なので皮をむいて食べるのは面倒、そのうえコレは好みの問題ですが、筆者はあのサックとしたキシキシの食感のリンゴは苦手なのです(リンゴさんごめんなさい)。ご近所に配ったり、ジュースにしたりジャムにしたりはするものの、正直作るだけ。というワケで、筆者のように大量のリンゴを前にお困りのみなさまへ、今回はカンタンにおいしいく食べる裏ワザをお伝えします。
リンゴとビニール袋があればOK
冷凍からレンジまで使うことができる適当なサイズのいわゆるビニール袋を1枚用意します。そこに、洗ったリンゴをそのままポン! あとはしっかりふたをして、レンジで5~10分程度加熱するだけ! これで、ホッカホカの超かんたんなHOTリンゴのできあがり! こんなかんたんさでごめんなさいと謝りたくなるほどのシンプルさ。レンジとビニール袋があればだれでもできます。皮をむく必要もないので、面倒くさがりさんにもオススメ。正直、コレって無精者の知恵というのでしょうか……(自画自賛)。あまったリンゴがたくさんあるという方はぜひ試してみてくださいね。
もちろん、アレンジすればさらにおいしくいただけます。たとえば、先ほどの方法でほどよく柔らかくなったら少しスプーンでくりぬいて、そこにクリームチーズ、ハチミツをトッピングして最後にシナモンパウダーをふったり。
熱々なうちに少し切れ込みを入れてバターを乗せてもよし。とっておきならバニラアイスクリームにミントの葉なんていうのもオシャレです。ホワイトデーに、チョコのお返しに暖かい部屋でHOTなリンゴ! もちろん、自分へのご褒美に、罪悪感を忘れたっぷりアイスを乗せシナモンもふりかけるのもあり、ですよね!ちなみに、筆者はかんたんな朝ごはんやオヤツにしています。
リンゴの栄養について
ちなみに生リンゴの栄養を調べてみると、ビタミンCをはじめ、ナトリウム(塩分)を体外に排出し血圧の上昇を防ぐカリウム。貧血の予防に効果が期待できるリンゴ酸、動脈硬化や花粉症、アトピー性皮膚炎などを抑える作用があるとされる各種のポリフェノール。さらに食後のコレステロールの吸収や、血糖値の急激な上昇を抑える作用が知られている食物繊維がたっぷり。
さらに、ネット調べによるとリンゴは生より温めたほうが栄養価がアップするともされています。たとえば生のままだと100g当たりカリウム:120mg、ビタミンE:0.4mg、食物繊維:1.9gですが、温めることでカリウム:170mg、ビタミンE:0.7mg、食物繊維:2.5gなんていうデータもありました。特に皮に多くの栄養があるとされていますので、丸ごと加熱すれば皮ごとおいしく食べやすくなります(加熱で滅菌も!)。
リンゴについて
聖書にも登場するリンゴは人類が食した最古の果物。そのはじまりは、起源は約8000年前、日本では明治時代から栽培がスタートしたとされています。世界では約15,000種、日本では約2,000種類のりんごがあるとされ、リンゴの名産地・青森県内でも、つがる、紅玉、陸奥、シナスイートなど主に栽培されているものだけでも約50種類あるとされています。リンゴとひとくちに言っても、その味わい、食感はさまざまなのでお気に入りを探してみるのも楽しいかも知れません。ちなみに、欧米では「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」と云われているようで、食生活に習慣的にリンゴをプラスするのもいいかも知れませんね。また、切ると茶色に変色するのは果肉のポリフェノールの酸化が原因。そのため、食塩水かレモン水に漬けることで変色を防ぐこともできます。
引用/農林水産省・特集1りんご(2)
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1810/spe1_02.html
(グリーンアドバイザー・健康管理士 ふじえりこ)