植物図鑑
コモチレンゲ
イワレンゲ属
コモチレンゲ
学名:
Orostachys malacophylla var. boehmeri
〔基本情報〕
日当たりがよい海岸の岩上や屋根の上にみられる高さ3~6cm、ロゼット径3cmほどになる多年草。
叢生して、花茎の下部やロゼットの葉腋からしばしば走出枝を出して先端に子株をつけます。
全体に粉を帯びて白緑色に見えます。
葉は互生する単葉で、多肉質、ロゼットの葉は長さ1~3cm、幅0.5~1.5cmの倒卵形~倒披針形で、先端に針状突起はありません。
ロゼットの中央から高さ3~6cmで塔状になる花茎を立て、円錐状の花序を出します。
花序には苞葉があります。
花は白色の5弁花で、星形に開きます。
雄しべは10本で葯はふつう紅色です。
果実は袋果です。
結実後に枯れますが、子株を出して増えます。
〔栽培〕
増殖は株分けによります。
日当たりと水はけのよい砂質土壌を好みます。
鉢植えの場合は、長雨の時期は雨にあたらず風通しのよい場所に置きます。
水やりは鉢植えの場合は春と秋は土が乾いてから数日経ってからたっぷりと与え、真夏は控えめにし、冬は水を断ちます。
地植えの場合は降雨にまかせます。
風通しが悪かったり過湿になると根腐れをおこしたり、灰かび病が発生したりします。
肥料は特に必要ありません。
子株ができますが、親株に花が咲くと、一緒に開花して枯れてしまうことがあるので、増やしたい場合は早めに親株から分離しておきます。
病虫害としては灰色かび病、カイガラムシなどがあります。
名前
コモチレンゲ(子持蓮華)、レブンイワレンゲ(礼文岩蓮華)
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生、着生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、9月、10月
花咲く季節
8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道:函館・日高・礼文島)
形状
ロゼット
草丈・樹高
30〜60mm
葉の形
特殊
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
葉は多肉質
花のつき方
花弁の数
5
花の色
白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
日向
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐乾性
用途適性
ロックガーデン、鉢植、屋上緑化、コンテナ、ベランダ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
灰色かび病
虫害
カイガラムシ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
VU:絶減危惧II類、日本固有種
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
67583
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