植物図鑑
フッキソウ
フッキソウ属
フッキソウ
学名:
Pachysandra terminalis
〔基本情報〕山地の林内でみられる高さ20~30cmの常緑亜低木。
茎は緑色で、下部が地を這い、よく枝分かれして、上部で立ち上がります。
葉は互生する単葉で、長さ3~8cm、幅1.5~4cmの倒卵形です。
葉の質は厚く、光沢があります。
葉の上半分に1~4対の粗い鋸歯があります。
花には雄花と雌花があります。
茎先に長さ3~5cmの穂状花序を出し、花序の上部に15~25個の雄花が、下部に1~7個の雌花がつきます。
雄花・雌花とも花弁はなく、それぞれ白色の雄しべと雌しべがめだちます。
果実は長さ1.5cmで卵形の石果で、白く熟し、2本の花柱が残ります。
〔栽培〕増殖は株分けと挿木によります。
半日陰で水はけのよい土壌を好みます。
日向でも栽培できますが、強い直射日光に当たると葉焼けをおこすことがあります。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
施肥は地植えの場合は元肥を施せば必要なく、鉢植えの場合は春と秋に緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害は特にありません。
〔備考〕葉が一年中繁る様子が繁栄をあらわすという意味で富貴草の名がつきました。
名前
フッキソウ(富貴草)、キチジソウ(吉事草)、キッショウソウ(吉祥草)、Japanese pachysandra、Japanese spurge、carpet box
生活型
亜低木
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、5月、6月、9月、10月、11月
花咲く季節
3月、4月、5月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
分布または原産地
日本(北海道~九州)、中国
形状
匍匐
草丈・樹高
200〜300mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
鋸歯
葉の特記事項
花のつき方
穂状花序
花弁の数
花の色
白
花径
花序の長さ
30〜50
実の色
白
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
挿木、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性、耐暑性
用途適性
グラウンドカバー、鉢植、花壇、公園・庭園、コンテナ、ハンギングバスケット
ハーディネスゾーン
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23737
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