植物図鑑
オモト
オモト属
オモト
学名:
Rohdea japonica var. japonica
〔基本情報〕
暖地の照葉樹林内でみられ、高さ30~50cmになる常緑多年草。
太い根茎をもちます。
葉は根出し、長さ30~50cmの披針形で、濃い緑色、厚みと光沢があり、無柄です。
葉は2~3年で更新され、下の古い葉から枯れてきます。
高さ10~20cmの太い花茎が直立し、先端に穂状花序を出し、多数の花が密につきます。
花序は棒状で肉穂花序のように見えます。
花は淡い黄色で径0.5cmほどの6弁花、花被片は質が厚く、下部が合着して椀形になります。
果実は径1cmほどの球形で、はじめは緑色で、のちに朱色に熟します。
〔来歴〕
葉の形や斑の入り方など「芸」の変化を楽しむ古典園芸植物で、江戸時代には多くの園芸品種がつくられました。
〔利用〕
毒性が非常に強く一般には用いられませんが、薬効があります。
〔栽培〕
増殖はおもに株分けによりますが、実生も可能です。
凍結のない地域であれば戸外越冬可能です。
冬の寒風も避けるようにします。
水はけと水もちのよい土壌を好みます。
強い直射日光にあたると葉焼けをおこすので、春から秋は半日陰となる場所が向き、冬はよく日に当てます。
水やりは春から秋は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、冬は乾かし気味に管理します。
施肥は控えめがよく、元肥を施すほか、春と秋に少量の緩効性化成肥料を置き肥するか薄めた液肥を与え、真夏に肥料が残らないようにします。
病虫害としてはハダニ、カイガラムシ、ナメクジがあります。
名前
オモト(万年青)、Nippon lily、Japanese sacred lily、sacred lily
生活型
多年草
常緑・落葉
常緑
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
植え付け(または播種)季節
3月、4月、9月、10月
花咲く季節
5月、6月、7月
実のなる季節
10月、11月
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(本州:関東地方以西、四国、九州)、中国
形状
草丈・樹高
300〜500mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
根生
縁の形
全縁
葉の特記事項
花のつき方
穂状花序
花弁の数
6
花の色
黄白
花径
5
花序の長さ
実の色
赤
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種、株分け
日照条件
日向、半日陰
水分の必要性
乾燥、普通
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐陰性
用途適性
盆栽、鉢植、切花、公園・庭園、苔玉
ハーディネスゾーン
病害
虫害
ハダニ、カイガラムシ、ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
19071
検索サイトの検索キー
コメント
エバーグリーンポストでの記事