植物図鑑
ミヤマウズラ
シュスラン属
ミヤマウズラ
学名:
Goodyera schlechtendaliana
〔基本情報〕
林内でみられる高さ12~25cmになる多年草。
茎は基部が横に這い、節から根を出し、上部で直立します。
葉は茎の下部に数枚互生する単葉で、長さ2~4cm、幅1~2.5cmの広卵形となり、表面に白色の網目模様があります。
総状花序を出し、7~12個の花を一方向に偏ってつけます。
花や花序には毛が密にはえます。
花はやや紅色を帯びる白色で、側花弁の先端内側に黄褐色の斑点があります。
花の基部には披針形の苞があります。
〔利用〕
全草を薬用にします。
〔栽培〕
増殖は株分けにより、2~3本の根といくつか節がついている状態にします。
半日陰で水はけ水もちのよい用土を好みますが、水苔単体も可能です。
年に1回は用土の更新を兼ねて植え替えるようにします。
冬は凍結しないように注意します。
水やりは用土が乾き始めたらおこない、葉の中心に水がたまらないように、鉢の縁から静かに与えます。
施肥は春と秋に薄めた液肥を2週間に1回程度、水代わりに与えます。
開花後はなるべく早く、花茎を根元から切ります。
病虫害として軟腐病、ウイルス病、ナメクジなどがあります。
〔備考〕
葉の模様を鳥のウズラの斑に例えた名です。
名前
ミヤマウズラ(深山鶉)
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生
良く似た植物
シュスラン
植え付け(または播種)季節
4月、5月、6月、9月、10月
花咲く季節
8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
日本(北海道~九州、琉球:奄美大島まで)、台湾、朝鮮、中国~ヒマラヤ、スマトラ島
形状
草丈・樹高
120〜250mm
葉の形
単葉(不分裂葉)
葉の生え方
互生
縁の形
葉の特記事項
葉に白色の網目模様があります。
花のつき方
総状花序
花弁の数
花の色
桃、白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
複色
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
株分け
日照条件
半日陰
水分の必要性
普通
土の必要性
必要、水苔
土壌酸度
耐候性
用途適性
鉢植
ハーディネスゾーン
病害
軟腐病、ウイルス病
虫害
ナメクジ
香り
味覚
食用
毒性
有用
薬用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
23352
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