シロバナシラン

シラン属 シロバナシラン
学名： Bletilla striata var. striataf. gebina

〔基本情報〕
日当たりがよく、湿り気のある土手など斜面にはえる高さ30～70cmの多年草。
地下にある偽球茎は扁平な球形で、横に並びます。
葉は数枚が根生し、長さ20～30cm、幅2～5cmの披針形で、表面に縦じわがめだちます。
総状花序を出し、3～7個の花をつけます。
花は白色で、萼片と側花弁は長楕円形です。
唇弁は3裂して、5本のひだがあります。

〔利用〕
根茎を薬用とします。

〔栽培〕
増殖は株分けと実生によります。
日当たりと水はけのよい場所を好みます。
環境が合えば放任でも良く育ち、偽球茎がよく伸びるので、鉢植えの場合は大きめの鉢に植えるとよいです。
水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植えの場合は降雨にまかせます。
肥料は元肥のほか、春～秋には月に1～2回液肥を与えるほか、緩効性化成肥料を置き肥します。
病虫害としてナメクジがあります。