ツクシショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ属 ツクシショウジョウバカマ
学名： Helonias breviscapa

〔基本情報〕
低山の落葉樹林内や低地の二次林内のやや湿った場所にはえる常緑多年草。
根出葉を多数ロゼット状に出します。
葉は長さ7～15cmほどの倒披針形で、質がやや薄く、葉の縁にはしばしば細かい波状の鋸歯があります。
葉の中心から伸びた高さ10～30cmの花茎の先に短い総状花序をつけ、3～5個の花が横～下向きにつきます。
花は白～ごく淡い紅色で、のちに淡い緑色となります。
花被片は6個あり、長さ1cmほどの倒卵状長楕円形で基部は膨らみません。
雄しべは6個です。
果実は蒴果です。

〔栽培〕
増殖は株分けによります。
半日陰で水はけがよい場所を好み、強い日差しや乾燥を嫌います。
地植えの場合は落葉樹の下に植えるとよいです。
水やりは水切れしないよう注意し、鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与え、地植の場合は晴天が続いて乾燥しない限り降雨にまかせます。
施肥は春から秋まで、薄めた液肥を1～2週間に1回施します。
病虫害は特にありませんが、アブラムシがつくことがあります。