植物図鑑
ナガバオモダカ
オモダカ属
ナガバオモダカ
学名:
Sagittaria graminea
〔基本情報〕
水田や池沼、湿地などの浅水中にはえ、高さ20~70cmほどになる抽水性の多年草。
草丈は水深によって変化し、より大きくなることもあります。
走出枝を出し、子株をつけます。
葉は根生し、沈水葉と抽水葉を出し、沈水葉は長さ10~25cm、幅1~2.5cmの線形です。
抽水葉は長さ7~25cm、幅1.5~3cmの披針形で濃い緑色、葉柄があります。
雌雄異株ですが、日本では雌株のみが見られます。
花茎の先に円錐花序を出し、花は径1.5cmほどの白色の3弁花で3輪生します。
果実は痩果ですが、日本では結実は見られません。
沈水葉の状態で冬越しします。
〔来歴〕
1970年代に京都の深泥池で発見され、北村四郎により報告されました。
〔栽培〕
増殖は株分けによります。
荒木田土など重い土を用いて、日当たりのよい場所に植えます。
根が常に水に浸るようにします。
施肥は春~秋に油かすを用土に埋め込みます。
病虫害は特にありません。
名前
ナガバオモダカ(長葉面高)、ジャイアント・サジタリア、grassy arrowhead、grass-leaved arrowhead、narrow-leaved arrowhead、lance-leaved arrowhead
生活型
多年草
常緑・落葉
広葉・針葉
生活様式
地生、水生
良く似た植物
ヘラオモダカ
植え付け(または播種)季節
2月、3月
花咲く季節
4月、5月、6月、7月、8月、9月
実のなる季節
葉の鑑賞期間
分布または原産地
北アメリカ東部
形状
草丈・樹高
200〜700mm
葉の形
単葉(不分裂葉)、線形
葉の生え方
根生
縁の形
葉の特記事項
花のつき方
総状花序
花弁の数
3
花の色
白
花径
花序の長さ
実の色
葉の色
緑
種苗の入手難易度
低
種苗の入手形態
苗
苗の流通時期
繁殖方法
種
日照条件
日向
水分の必要性
湿潤
土の必要性
必要
土壌酸度
耐候性
耐寒性
用途適性
公園・庭園、コンテナ、アクアテラリウム
ハーディネスゾーン
4a〜10b
病害
虫害
香り
味覚
食用
毒性
有用
二十四節気、七十二候
物日の関わり
日本のお祭り
動物との関わり
文化との関わり
花言葉
諺
指定植物
農林水産省品種登録番号
農林水産省品種登録品種名称
日本花き取引コード
75346
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