ベニニガナ

ベニニガナ属 ベニニガナ
学名： Emilia coccinea

〔基本情報〕
高さ0.4～1mになる一年草。
茎は直立します。
葉には根出葉と茎に互生する葉があり、根出葉や茎の下部につく葉は長さ5～7cm、幅2～2.5cmの楕円形～へら状となり、葉の縁は全縁となるか波状の鋸歯があり、短い葉柄をもちます。
葉柄には狭い翼があります。
茎の中ほどにつく葉は楕円形～卵状状楕円形となり、葉の基部はほこ形になって茎を抱きます。
茎の上部につく葉は披針形～長楕円状披針形で基部が耳状に張り出し、茎を抱きます。
茎先に数個の頭花が散房状につき、頭花は径1～1.5cmほどですべて筒状花からなり、緋紅色まれに黄色です。
総苞は径0.9～1.2cm、長さ1～1.2cmのつぼ形～洋こま形となり、総苞片は10～13個が1列につきます。
果実は痩果で白い冠毛があります。

〔栽培〕
増殖は実生によります。
こぼれ種でもよく増えます。
移植を嫌うので直播するか、ポットに播いて定植します。
日当たりと水はけのよい土壌でやや乾燥した場所を好み、条件が合えば放任でもよく育ちます。
水やりは過湿にならないよう注意し、土の表面が乾いてからたっぷりと与えます。
施肥は特に必要ありません。
病虫害は特にありません。